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ラパルマ 18日目

18日目:

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7時起き。

今日予定しているコースは許可証がいるコース。許可証といってもテネリフェ、テイデ山のような登山許可証ではなく駐車場利用許可証。

許可証は一か月前から可能で予約開始日に申請を試みるも既にいっぱいで午前中の早い時間のみ。まぁ取れただけOK。

なぜならここはトリップアドバイザーで人気ナンバー1のハイキングコース、カルデラデタブリエンテだから。今回はちゃんと登れますように。

 

相変わらず胃の調子が悪い。午前中だけのハイキングなので軽食を持っていくのみ。ミーアも疲れが出ているようでご機嫌斜め。

8時に家を出発。周囲は少しずつ明るくなり始めたがやはり寒い。防寒着をしっかりと着て出発。

 

 

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昨日は逆に車を走らせ20分弱で到着。エルパソはラパルマの経済の中心でありながら山に行くのもとても便利な場所。

 

8時半よりちょっと早く到着したせいか工事の音がする。さらに小さなIセンター受付には人がおらず。誰もいない中、壮大な景色を二人締め。後ろの大きな崖にも目を奪われ、体は寒さが身に染みる。

 

すると一台のジープが到着し、スタッフ参上。正確な駐車場位置を教えてもらい移動。

許可証を車に掲げハイキング出発。ルートに向かう前に気になる崖山へとミーア。すごい急で登りずらかったけど先ほどは望めなかったパノラマビューに息をのむ。寄り道だって大切。

 

 

 

 

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本題のコースはググっと下って始まる。周回コースだけど戻ってくる場所同じならば帰りの登りが頭をよぎる。

 

今日は今日で全く違う景色。松の木の森。毎日違う風景をハイキング、だからついつい虜になる。鼻では松の香りを目では絶景、なんて贅沢なのかしら。道も舗装されていて歩きやすい。

 

途中、警告板を発見。私達は駐車場のタイムリミットから短いショートコースを選んだ。実はここから昨日のテントまで歩いくロングコースも設けられている。しかし残念ながら5km先から通行禁止みたい。このルートを楽しみに来た人のことを思うとちょっと胸が痛む。

 

整備された道は細くも歩きやすい。そしてやはり松の樹皮が美しい。

 

 

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ビューポイントからの景色はザ・絶景。

先ほどかぶっていた雲はどこにかに行ってしまったようだ。光の差し込み演出もあり神々しさすら感じてしまう。

 

途中、道が開き下を見れば急な地面に張り付くように育つ松の木。雲が下に見ているんだもの。やっぱり標高高いよね。決して道から滑り落ちたくないよ。

小さな橋を渡ると一気に道幅が狭くなり、恐怖心が生まれる。時間の流れとともに太陽も登りはじめ周辺に日が差し始める。道は一気に開け次なるビューポイントへ。

松を左右に階段を下りていくだけで美しい景色。三角の眺望台に辿り着けば周りを邪魔するもの何もなし、向き合える崖山山脈に万歳。周辺の松も美しくシャッターを押し続ける。

 

 

 

 

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テネリフェの松の木も美しかったけど個々の子は枝の伸び方が非常にユニーク。誰も手を加えていないのに既に完璧な様子。

 

ビューポイントを過ぎ、太い道をめば残り500mほどで駐車場に戻る予定。しかし途中に老夫婦が立ち止まっている。なんと通行禁止のマーク。

再び聞こえる工事の音。Iセンターのおじさんと話した時は何も言っていなかったよねと老夫婦とこれからの動きを確認。

ミーアがナビを頼りに近くも森に入ってみると大きな窪みありで先に進めないらしい・・・・ってことは、今来た道を戻るしかない。

現在既に10時過ぎ。駐車場許可時間は11時まで。1時間半かけてきた道を1時間弱で戻らないといけなくなった。

 

 

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なんてこった。急ぎ足ながら頭がグルグル。

なんだか周回コースを希望しているのにほとんどが折り返しコースを進むことになっている。これは一体何を意味しているんだろう。

とにもかくにも私達が予定時間以上に駐車場を利用することで困ってしまう人がいたら問題だ。それだけは避けないと。

 

ビューポイント無視してズンズン戻り、登りがいやだなぁと感じたスター地点まで戻ってきた。10時57分。駐車場まで戻るとちょっと空きスペースがあって安心。

私達1台だけだった駐車場は気づけば車、車、車。最初に停車した場所はどうやら観光バスの場所だったよう。そしてすっごい人。

朝のハイク、往路で出会ったのは老夫婦のみで復路で数組に出会っただけ。もし11時以降を選んでいたら多くの人の中をハイキングすることになっていだろう。やっぱり朝来てよかった。

全てはちゃんと準備されているんだね。

 

 

 

 

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川にはいくつかの石ころが歩けるように並んでいる。その先にはまだハイキングコースが続いている。タクシーを使っていけば私達はこのコースを下りで降りてきたはず。

 

バナナのお陰もありお腹は空いていなかったが今後のことを考えてここでランチにする。事前準備の甲斐あって簡単にサンドイッチの出来上がり。

パクパク食べていると道の行き方を尋ねられた、スペイン語で。なんとなくわかったので英語とジェスチャーで答える。マリオのお陰もありこのような会話にもなれた。

すると他にもどんどん人が来る。この先はテント宿泊施設があるがそれにしては皆の荷物が小さい。周回コースも登りとなれば結構な道のりのはずと、ついついいろいろ考えてしまう。

 

 

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あれから老夫婦の姿は見ていないけど大丈夫かな?

Iセンターの人に軽くそのことを話すも不愛想な態度。あなたが周回コースについて教えるから、お知らせを書いておいてくれればいいのにとちょっと憤る二人。

 

絶景駐車場を後に、杉道を走ると来てしまった。大型バスとの対面通行。互いにゆっくり慎重に通り過ぎる。ドライバーは汗びっしょり。

山への入り口に遮断機があったが私達が通った時は空いていた。今は許可証をもとに通行制限しているみたい。本当、許可証あってよかった。

先の広場で今後の予定を決める。他のハイキングやドライブをするより仕事を選ぶミーア。

ならおいしいものランチに食べよう。

 

 

 

 

 

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宿の前に路駐しようと試みるも満車。仕方がないので昨日見つけたちょっと離れた駐車広場を費用することに。

 

途中チキンの良い匂いがするお店を発見。覗いてみるとどうやら普通の小さな商店らしく調理している気配も販売している様子もなく飛び交うのはスペイン語のみで無念、購入に至らず。

天の助けとばかりにハイパーディノで出来合いを探すもの見つからず、冷蔵庫の中身を頭に浮かべて昼はランチ、夜はマッシュドポテトポークに決まり。

 

今日がエルパソ最終日、記念して再びチーズケーキ。贅沢とはいかずともいつものうまさはゲットできた。明日の夕方、フェリーでグランカナリアへ移動。久々にゆっくり起きて、最後の日を楽しもう。

 

 

 

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