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グランカナリア22日目1

22目:

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朝8時起床、今日こそはハイキングに行くぞ。

再びのどんより雲に不安が残りつつも、チェックアウトの準備。評価が良くて選んだ宿だったけど、私達にはイマイチだった。

 

今日利用する宿はこの旅一番の高額宿、といっても一部屋50€なんだけど。満天の星空を期待して山の中の中の宿を選んだ。

 

チェックインは16-17時を希望した。予定を立てての片づけ準備、これにミーアも相当慣れてきてこの旅では本当に見事な協力プレーを見せる私達。ありがたい限り。

9時半に宿を出る。月曜日となれスーパーも開いているだろう。まずは買出しからのスタートだ。

 

 

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ググってみればハイパーディのが1kmほど先にあった。こんなに近くにあったのとちょっと拍子抜け。十分な食材を持っていざ、山の中へ。

 

道は細く雨雲で外は真っ白。私達これからハイキングをしに行くんだよね?と疑いたくなるほど。

しかし心配ご無用、標高が上がり雲の上は青空満載。道中、たまに雲はかかるものの雲は十分に下になりハイキング日和。

ビューポイントで止まればハイキング表示。本当カナリア諸島はハイキング天国だ。火山の爆発でできた大きな窪み、なんだか運動場にも畑にも見える。

 

 

 

 

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緑一式の松の森を抜けると茶色がかっている葉が出てきた。松にも紅葉?

 

ミーアの調べたコースに近いらしい。到着かと思い車を止めるとべ手うのビューポイント。壮大な景色がまた私を夢心地にさせる。横にはでかいメロンのような建物、どうやら軍事施設みたい。

 

目的地に到着。ここもビューポイントになっていて車が点々と止まっている。展望台からはテネリフェ島の景色が。以前はテネリフェからこのこちらの景色を見たんだよなぁと思うと感慨深い。

グランカナリアで有名なのがヌブロ岩。他の特徴的な岩にも名前があるらしい。そんな観光を楽しんでいた私と違い、ミーアはハイキングの準備。浮かれている自分がちょっと恥ずかしくなる。

 

 

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展望台に人が増えたこともあり、ミーアは興味をなくす。

 

ナビでコースをしっかりと調べていざスタート。小道を下っていくと軍事施設からちょいと顔を出していたデカメロンが明確に見えるようになった。

乾燥した土地の松の木コース。しかしこの松の木の雰囲気がちょっとおかしい。

葉も茶色ければ幹が黒い。更に鼻につく焦げ臭い匂い。もしかしたら火災か?それもまだ続いている?心配がよぎるも、ミーアの一言で救われる。「ほらっ、土の上の葉を見てごらん。焼けていないでしょ。」あー、確かに。燃えていた余韻がまだ残っているだけという言葉に簡単に安堵する私。

 

山でのミーアへの信頼はとにかく厚い。

 

 

 

 

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ナビとハイキング目印と枯れている塔、それに黄色に看板と3つの助けを借りながら前進する。

カナリア諸島に来て松の木ハイキングはいくつもしたけど本当すべてが異なる景色を与えてくれる。最初はちょっとした恐怖を感じていた黒幹の松だけど見慣れてくるとちょっとしたアートに見えてきて青空とのコラボが美しい。松ぼっくりは燃えていない。

 

途中、コース上に石が積んでいるのを見つける。聞けばハイカーたちが道が合っている証拠と積んだものだらしい。内容を知っていればなんとありがたいものなのか。

茶色かった松は突如緑へと戻った。熱い日差しで土が焼け、松の匂いと交じり、サウナの香り。この匂い好き、私にとっての天然アロマ。

 

 

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避難小屋のような建物を見つけるも鍵が閉まっており???利用者は限られているのかもしれない。

 

道は急に開けゴロゴロ岩場道。展望台から見たヌブロ岩が見える。もしかしたらこのコースは向こうまで行くのかな?と期待していると「行かないよ。」と短く返答をいただく。

 

広場から森へ戻り、再び乾いた道へと繰り返す。先ほどよりヌブロ岩が近く感じた場所でランチタイム。絶景サンドイッチ。スーパーで売っていたミカンがよいデザートとなった。

 

ここからデカメロンが見え、自分がどこれだけ歩いてきたのか確認できる。よくぞこんなに歩いてきたものだ。

 

 

 

 

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松の森へと戻ると脇に岩場が見えてきた。まさかこっちが道だと思わず、松林道を進むも全てが道に見え、どこに向かえばよいのか分からなくなった。

ナビで確認するとなんと岩場道が正確なルート。定期的なナビチェックは必要と肝に銘じた。

 

燃えていない幹での黒さが強いのがどうやらグランカナリアの松ちゃんらしい。気候によっていろいろと違うのが力強さを感じる。

 

周回コースを進み、道は再び焦げた松エリアへ。もう慣れっこになりそのアートに感動する気持ちのほうが強い。

広大な景色が望める場所からは崖山も息をのむ景色。気づけば周回コースの入り口まで戻ってきていた。

 

 

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