17日目:
朝6時半起床。Iセンターで教えてもらった通り8時半にはハイキングコース入口に行きたい。
そこでタクシーを頼みロングコース入口まで連れて行ってもらう。値段は高いので相乗りを進めれた。うまくいくといいな。
昨日、沢山の生ハムをゲットしたミーアは嬉しそうに朝から生ハムサンドイッチ。
私はジャムにチーズの自己流、めっちゃ失敗、チーズが多すぎたらしく思った味ではなかった。
7時15分、外はまだまだ暗い、そして寒い15度。道には通勤と思われる車も多く、歩く女子学生は腹だしミニパン。私の寒さよりファッションを優先する時代はとうの昔に終わった。
外灯がなくなりヘッドライト頼りで山の中へ。うっすら明るくなってきてもまだまだ道の詳細はよくわからず、再びの上り下りのウネウネ道。恐怖の中の協力体制の中、駐車場に8時前に到着。
タクシーの他の人の姿もまだない。スペインでの乱れた生活のせいか朝から気持ちが悪く、私は車の中でしばしの休憩。ミーアだけが周辺ウロチョロ。
するとタクシーが来た。乗り合い希望と話すと他のハイカーが来たら教えてもらえることに。気づけば周辺は明るくなり腹痛も去った。
しかし待てども待てども他のハイカーがやってこない。Iセンターに言われた通りに来ただけに不安が募る。
9時になっても他のハイカーが現れなかったので諦めてミーアが見つけたショートコースを行くことに。
他のハイカーが来ないかと後ろ髪惹かれまくりの私。こうすっきりしないといつまでの引っ張るタイプな自分を直したい。
道沿いの案内板でコースの名前を初めて知る、カルデラ デ タブリエンテ。昨日は崖山の上をハイキングした。次にミーアが希望したのは崖下のコース。それがこのコースだ。昨日は沢山の日を浴びたが、今は崖山に日を隠されている。
崖山のわき道を行くと砂利道へ。
昨日、見た周辺パンフレットには森の流れる川の絵、なんだか様子が思っていたのとは違う。
水があると思った広い砂利道を進むと様々なサイズの石アートに出会う。今は乾いている川だけど岩の表面は水の流れで削られたような感じ、面白い。
するとやっとまだ川とは呼べないがチョロチョロ水の流れを発見。
周辺の石がとにかくでかくゴツゴツ道。
途中、道案内の看板の他、石に目印が書いてある。分かりづらい場所もあり何度が禁止の方向に進んでしまった。やはり慣れぬ土地でのハイキングは複数が必須。
道は川沿い道と崖山わき道を交互しながら進む。思ったよりも足場が悪く滑りやすい。
ゴリラに見える岩を発見してちょっとご機嫌。枝が無数に伸びる木に再びアートを感じる。自然の芸術はいつも私を楽しませてくれる。
川に降り通行禁止マークを見つけるもミーアの興味があり少し進んでみることに。それはそれは大きな岩に囲まれた場所。
先に小さな滝の流れを見つけて禁止の理由を理解。大きな石の間に小石が挟まり落ちないように支えている。その繊細さに軽い恐怖を覚える。
今回の旅では普通のシューズしか持ってこなかった。私達が持っているハイキングシューズは重くて海外への持ち運びには不向き。
しかしこう滑りやすい道をずっと進むとハイキングシューズの大切さを知る。軽めで持ち運びやすいシューズを購入するか。
周辺の山々には太陽がびっしりと当たっているにも関わらず、ここはまだまだ暗い。そのギャップがまた美しい。
進むごとに少しずつ水量が増えてきてある道を妨げる。そんな時は逆岸に移動し、スペース確保。
いろいろと考えながら歩くのは楽しいものだ。目の前に橋が見えてきた。渡るのかと重きや到着するとそこは水路。人はゴツゴツ岩道を進む。
ボロボロの山小屋を過ぎ、温度も上がってきたので夏の装いにチェンジ。
何度も目にしたバナナ農園。昨日購入してみた。いただいてみると水分少な目で腹持ちが非常に良い。
案内板があってもやはり進んでいる道に不安がつきもの。何度もハイキングナビで道をチェック。川の水量も多くなったせいか周辺には松の木が育ち始める。
そしてここで目を疑うもの発見。馬がいる。その先には大きな人工的な建物を発見。すると川の流れる音も大きくなった。
松の木道には黒く丸い岩がコロコロ埋まっている。目の前には3つの川の流れ。ミーアが決めた折り返し地点に到着したようだ。
川にはいくつかの石ころが歩けるように並んでいる。その先にはまだハイキングコースが続いている。タクシーを使っていけば私達はこのコースを下りで降りてきたはず。
バナナのお陰もありお腹は空いていなかったが今後のことを考えてここでランチにする。事前準備の甲斐あって簡単にサンドイッチの出来上がり。
パクパク食べていると道の行き方を尋ねられた、スペイン語で。なんとなくわかったので英語とジェスチャーで答える。マリオのお陰もありこのような会話にもなれた。
すると他にもどんどん人が来る。この先はテント宿泊施設があるがそれにしては皆の荷物が小さい。周回コースも登りとなれば結構な道のりのはずと、ついついいろいろ考えてしまう。
ランチでお腹も満たし、そろそろ復路へと進もう。
その後も軽装の人とよくすれ違う。Iセンターでの情報を信じたわりにはタクシーには乗れなかったし、先には何があるんだろうと、頭の中がグルグルグル。
午後を過ぎると日差しが川にまで降りてきた。緑色だった川の苔も黄色くなっている。
もしテントまで行っておりかえせば帰りは5時近くになるだろうとミーアが教えてくれた。明朝に別のハイキングを予定している私達。そんなに遅くまでかかってしまったら次の日にも影響する。やっぱり自分たちのルートでよかったんだと改めて実感。
心配を取り除いてくれたミーアに感謝。
太陽の位置が変わり、見えるものにも変化が生まれる。
行きで見つけた岩ゴリラ、もうどこにいたか、わからなくなってしまった。
行きは寒さ対策に着込んでいたけど、今では汗びっしょり。1日の温度差が激しい。
もうすぐコースも終わるというとき通行禁止マークが出てきた。ミーアの意見でそのまま進めば水のない砂利道を通り2時半、駐車場に戻ってきた。
駐車場には私達が到着したときは数台だったのに、今では30台もの車。私達がすれ違ったのは10組ほど。他の人たちはタクシーで長いコースに行ったのかな。
ウネウネ登り道、行きでは真っ暗く周辺の状況がわからなかった。帰路の今、ようやく全貌明らかに。なんと高さのある脇山細道を頑張って走っていたようだった。
「これ知っていたら、運転できなかった。」とミーア。
知らぬが仏。
宿に戻っても時間に余裕があり、仕事ができた。夕食も作る時間が十分にあり、丁度良い時間に食べることができた。
思えば自分たちの言ったコースでやっぱりよかったんだ。明日にハイキングに備えて10時にベットイン。
ブログには旅のもっと詳しい状況を掲載しています。
○ラパルマ 17日目
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
プロフィール