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グランカナリア22日目2

22日目続き:

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結構下ったと思った道も登りはさほど苦にはならず、展望台へと戻ってきた。

先ほどの賑わいは消え、静かな展望台。やっとミーアも眺望を楽しむ気になった。

 

すると一匹の痩せ細った犬がいる。トラックカフェの犬かなと思えど、距離をあけている。ハイキングのご褒美とばかりにいただくコーヒー。

ポットから注がれちょっと気落ちしながらもいただけば上手かった。

コーヒーを乗り終わりゴミ箱に行けば近づくワンちゃん。首輪はしているけど主はどこにいるんだろう。

あまりにも痩せたその体を見てミーアから何か上げる食べ物はないかと言われ、いろいろ上げた結果、私たちの好物とかしたイベリコサラミを差し出すことに。

小さく切って与えるも一定の距離以上近づいてこない。投げると一瞬おびえる顔をする。その表情知っている、自分の過去と重なり胸が痛む。

いろんな感情を互いに抱き、全てのサラミがわんさんの胃の中へ。

 

 

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隣に一台の車が来て女性がすぐに降りてきた。そしてサンドイッチを彼にあげていた。これで安心、今日はお腹満杯だろう。

 

宿へと車をは走らせているとヌブロ岩の看板出てくる。もしかして宿はそのそばかと期待するも「いやっ、そっちには行かない。」と運転手。

山の頂から山間の町へと車を走らせ、期待も高まる。

 

途中の展望台で休憩がてら止まる。美しい景色の贅沢三昧な日々。道を挟んだ向かいに小さなお土産屋がある。

どうやら家族経営のようで英語が話せる子供が対応してくる。何か買おうといろいろ試すも見つけられず他の客の対応をしている間にそそくさをお店を後にする。

 

 

 

 

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宿のあるテヘーダに到着。鍵を受け取るため指定されたお店に行けばおしゃれな雰囲気のレストラン。

ここでちょっぴり贅沢夕食もいいかもねと思う。なんだか準備にいろいろと時間がかかっているのか結構な時間を待たされ、しばらくして無料コーヒーをいただいた。しかしコーヒーが出て数分もしないうちに宿に向かっていいいと許可が下りた。

支払いがまだだと思っていた私はそのことについて話すと宿で支払うように言われた。レストランを後に近くの教会を一周してから向かう。

すると道に一人のおばさんが手を振ってきた。私には理解できなかったけどジェスチャーとニュアンスでミーアが彼女と対応。どうやら車に乗って道案内をしてくれるらしい。

 

 

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予約サイトの評価では道がわかりにくいと書いてあったが納得。細道をズンズン進むので本当に合っているのかと心配になる。

まぁ私達にはおばちゃんという強い味方がいる。

 

おばちゃんのお陰で無事、到着した宿、Alojamiento Rural La Montana

車から降りたおばちゃんが家鍵を開けてくれた。二階建て二階の1つだけの部屋が私達の部屋らしい。広いベランダは私達だけの独占の場所と聞いて気持ちが昂る。

そして崖山に囲まれた絶好の場所ときたものだ。部屋の中をいろいろと案内してもらい、支払いへと話を移すと彼女が電話をして、先ほどのカフェの女性と話す。すると既に支払っているから大丈夫と言われ、ちょっと不安になりながらも承諾。

後日、確認したところ予約直後に支払っていたみたい。彼らの人柄のお陰でダブルペイは免れた。

 

 

 

 

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ミーアはおばちゃんを送りに町に戻った。最初はレストランで夕食とをも思ったけど、町から結構離れていて無理だな。今日も自炊だ。

 

一人の間にいろいろと宿をチェック。一階には複数の部屋があり、BBQセット中庭ダイニングなどがあった。

ミーアが戻ってきて他の人のためにと車を駐車場の奥へ止めるもその後、誰も現れず結果、今日の客は自分たちだけと気づく。

 

今日はミーアのパスタ希望でガーリックバジルチーズパスタ、ロマンティックさ増すためにシャンパンと共に。贅沢に外で食べようと思ったがスズメバチがやってきて中へ。

更に物乞い猫ちゃんがニャァニャァうるさい。誰かお客さんが餌をあげてしまったのだろうか。もしここで上げてしまうとこれからの利用者にも影響があると思い、心を鬼にしてあげずに辛抱。

 

 

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避難小屋のような建物を見つけるも鍵が閉まっており???利用者は限られているのかもしれない。

 

道は急に開けゴロゴロ岩場道。展望台から見たヌブロ岩が見える。もしかしたらこのコースは向こうまで行くのかな?と期待していると「行かないよ。」と短く返答をいただく。

 

広場から森へ戻り、再び乾いた道へと繰り返す。先ほどよりヌブロ岩が近く感じた場所でランチタイム。絶景サンドイッチ。スーパーで売っていたミカンがよいデザートとなった。

 

ここからデカメロンが見え、自分がどこれだけ歩いてきたのか確認できる。よくぞこんなに歩いてきたものだ。

 

 

 

 

 

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外から変な音が聞こえる。見てみればそこには似つかぬクジャクの姿が。

すぐにミーアを呼びに行くと気に入ったように彼も同じ鳴きまねを始める。畑にその姿が消えていくまで見守り、一緒に鳴く大人二人。

 

気温も下がり蚊も出てきた7時過ぎ、そんな中外へ。お目当ては美しい夕焼け崖山とのコラボが最高。白い壁が多い町には夕日が差しピンク色に染まる。暗くなるまで楽しみ今日の終わりを知る。

 

ラッキー過ぎるこの状況におとといの苦労などのとうに忘れる二人。最近、できていなかった瞑想を眠りに落ちる前の布団の中で行う。すると深い思いにつながり急に不眠症状態で、自分の感情を探り始める。深い深い記憶に残った感情が、新たに顔を出してきた。

 

 

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